NPO法人設立の全体の流れをつかんでおきましょう。
1.設立準備
・社員10人以上の確保
・役員(理事・監事)の確保及び役員の親族制限、欠格事由の確認
・役員の住民票の取寄せ
・認証申請関係書類の作成(設立趣旨書、定款案、収支予算など)
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2.設立総会
・設立当初の社員が集まって、設立総会を開催し、設立当初の役員の選任、法人認証申請に必要な書類の承認などを行います。
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3.設立認証申請
・必要書類を持参し、管轄の役所に提出
※書類不備等の場合は受理されませんので、事前に確認しておきましょう。 ↓ ↓ ↓
4.公告・縦覧
・公告:申請があった旨を都道府県公報(国の場合は官報)に公告します。
・縦覧:申請関係書類は、都道府県において1か月間縦覧します。
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5.認証・不認証
・設立の手続、申請書・定款の内容が法定要件を満たしているか審査し、申請書の受理後、3か月以内に認証・不認証をの決定を行います。
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6.設立登記
・認証決定後2週間以内に主たる事務所の所在地を管轄する法務局または支局において設立登記の申請を行わなければなりません。
※登記を行わないと、法人が成立しません。
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7.設立登記完了後
・申請した役所への届出:
→登記事項証明書を添えて所轄疔に登記完了届を提出
・諸官庁への届出:
→都道府県税事務所、市町村役場、税務署、労働基準監督署、公共職業安定所、社会保険事務所などへ設立届出を行います。
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8.法人の運営
NPO法人設立の申請手続きは、一般的な株式会社や合同会社など会社設立と異なり、申請してから認証されるまで最低4カ月と時間がかかります。
最低4カ月に加えて、設立認証申請に至るまでの「1.設立準備」、「2.設立総会」と「6.設立登記」にてこずり、半年以上かかったというケースがたくさんあります。
NPO法人の手続きに必要な知識、申請書類の書き方をいかに素早く理解し、行動できるかによりますが、やはりお仕事を抱えているなどの諸事情により個人差があります。
NPO法人の設立に、長く時間がかかりますと、賛同して社員になった方のモチベーションが下がります。
お時間がかるようでしたら、行政書士の専門家にご依頼することも一考の価値があると思います。